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コデインとは?

こでいん

コデインとは、アヘンに含まれる天然のアルカロイドで、鎮咳・鎮痛作用を持ち、医薬品として咳止めや痛み止めに広く使われるオピオイド系物質です。

コデイン(リン酸コデイン)は、ケシ(Papaver somniferum)から得られるアルカロイドの一種で、モルヒネと同じオピオイド系薬物に分類されます。化学的にはモルヒネのメチルエーテルにあたり、体内でモルヒネに代謝されることで効果を発揮します。

主な薬理作用として次のものがあります。

  • 鎮咳作用脳幹の咳中枢を抑制し、慢性的な乾いた咳を抑える
  • 鎮痛作用:中枢・末梢のオピオイド受容体に作用し、軽度から中等度の痛みを和らげる
  • 止瀉作用:腸管運動を抑制し、下痢を止める効果もある

医療での使用として、咳止め薬(鎮咳薬)や総合感冒薬の成分として配合されるほか、単独または他の鎮痛薬との合剤として処方されます。ただし依存性・乱用リスクがあるため、多くの国で処方箋または一定の管理のもとで販売されます。日本では麻薬及び向精神薬取締法の対象物質であり、使用・取り扱いには法的規制があります。

副作用と注意点として、便秘・眠気・悪心・嘔吐が比較的よく見られます。また、コデインを代謝する酵素(CYP2D6)の活性には個人差が大きく、超迅速代謝型の人では体内にモルヒネが急増して過剰効果が出ることがあります。小児(特に扁桃腺・アデノイド術後)での使用は重大な呼吸抑制のリスクから国際的に制限されています。

使い方・例文

病院で処方される咳止めシロップの成分表にコデインが記載されていることがあり、服用中は自動車の運転を控えるよう指示されます。また痛み止めとして非ステロイド系鎮痛薬と組み合わせて使われることもあります。

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