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ゲンゴロウ科とは?

げんごろうか

ゲンゴロウ科とは、水中生活に特化した甲虫の科で、後脚がオールのように変形し、水中を巧みに泳ぐことができる水生昆虫グループのことです。

ゲンゴロウ科(学名:Dytiscidae)は、コウチュウ目(甲虫目)に属する水生甲虫の科です。世界に4000種以上が知られており日本にも約120種が分布しています。

ゲンゴロウ科最大特徴は、完全な水中生活への適応です。体は流線型で水の抵抗を受けにくく、後脚は幅広く平らで毛が密生し、オールのような形状になっています。この後脚を左右同時に動かして水中を推進するため、非常に効率よく泳ぐことができます。

生態的な特徴は以下の通りです。

  • 成虫・幼虫ともに肉食性で、水中の小動物・昆虫・小魚・オタマジャクシなどを捕食する
  • 成虫は腹部と鞘翅の間に空気を蓄えて水中で呼吸する
  • 夜間に飛翔して水田・池・湖沼など新たな水域へ移動する能力を持つ
  • 幼虫も水中で生活し、大型の鎌状顎で獲物を捕える

日本最大種のナミゲンゴロウ(体長約3.5センチ)はかつて水田や池沼に広く生息していましたが、農薬の使用・水田の乾田化・水辺環境の変化により個体数が大幅に減少し、現在は環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。水環境の指標生物としても重要視されており、保全活動の対象となっています。

使い方・例文

「里山の田んぼでゲンゴロウ科の甲虫を探す自然観察会が開かれ、子どもたちが水の中を泳ぐ黒光りした虫を見つけて歓声を上げた。」

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