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ゲンゴロウとは?

げんごろう

ゲンゴロウとは、コウチュウ目ゲンゴロウ科に属する水生甲虫の総称で、日本では絶滅危惧種に指定された種も多い水辺の昆虫です。

ゲンゴロウは、コウチュウ目(甲虫目)ゲンゴロウ科(Dytiscidae)に属する水生甲虫の総称です。日本では「ゲンゴロウ」というとナミゲンゴロウ(Cybister japonicus)を指すことが多く、体長3〜4センチほどの大型種として知られています。世界では4,000種以上が知られ、日本でも数十種が生息しています。

ゲンゴロウは幼虫成虫ともに水中で生活し、後脚を巧みに使った遊泳が特徴的です。後脚には遊泳に適した毛(遊泳毛)が生えており、タイミングよく動かすことで水中を素早く移動できます。成虫は飛行能力も持ち、夜間に灯火に集まることもあります。

ゲンゴロウの生態・特徴を整理すると以下のとおりです。

  • 食性:幼虫は小魚・オタマジャクシ・水生昆虫などを捕食する肉食性
  • 呼吸:成虫は水面から空気を取り込み、翅の下に気泡をためて水中で呼吸する
  • 生息環境:水草が豊かな池・水田・ため池などの止水域を好む
  • 保護の現状:農薬使用や水田の環境変化により個体数が激減し、絶滅危惧種に指定

かつては水田や池で普通に見られた昆虫でしたが、農薬の普及・水田整備・ため池の減少などにより生息環境が大幅に失われました。現在は環境省のレッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されており、各地で保護・復元活動が進められています。子どもの昆虫採集の対象として親しまれてきた昆虫でもあり、水辺の環境保全のシンボル的存在でもあります。

使い方・例文

「小学生の頃、近くの池でゲンゴロウを捕まえた思い出がある」「ゲンゴロウは水辺の環境変化に敏感な指標生物として注目されている」のように使われます。

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