ケルピーとは?
けるぴー
ケルピーとは、スコットランドの民間伝承に登場する馬の姿をした水の精霊で、人を騙して水中に引きずり込むとされる妖怪です。
ケルピー(Kelpie)は、スコットランドの伝承・民話に登場する超自然的な存在で、川や湖に棲む水の精霊です。通常は美しい黒い馬の姿をしていますが、人間(とくに若い男性)の姿に変身して人を惑わすこともあると伝えられています。
ケルピーの最も有名な逸話は、旅人や子供を誘惑して背に乗せ、そのまま水中深く引きずり込んで溺死させるというものです。一度ケルピーの背に乗ると皮膚が接着されて離れられなくなるとも言われており、人を食い殺す恐ろしい存在として語り継がれてきました。
ケルピーの特徴としては以下の点が挙げられます。
- 濡れた鬣(たてがみ)や馬の蹄を持ち、外見では判別しにくい
- 川や湖の近くに出没し、孤独な旅人を狙う
- 轡(くつわ)や手綱で制御できるという言い伝えもある
- 妖精の一種として、ブラウニーやセルキーと並ぶスコットランド民間伝承の重要な存在
現代ではケルピーはファンタジー文学・映画・ゲームなどに頻繁に登場するキャラクターとなっており、J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズにもその名が登場します。また、スコットランドのファルカークには巨大なケルピーの彫刻(高さ約30メートル)が設置されており、観光名所になっています。芸術・文化の文脈では、神秘的で両義的な自然の力を象徴する存在として捉えられています。
使い方・例文
ファンタジー小説やRPGゲームで「水辺に棲む馬の妖怪」や「水の精霊」が登場する場面で、しばしばケルピーの名が使われます。スコットランド旅行の際に民話の文脈で耳にすることの多い言葉です。
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