グレートオキシデーションイベントとは?
ぐれーとおきしでーしょんいべんと
グレートオキシデーションイベントとは、約24億年前に地球大気中の酸素濃度が急激に上昇した地球史上の大変動です。
グレートオキシデーションイベント(Great Oxidation Event、GOE)は、大酸化イベントとも呼ばれ、約24〜23億年前の原生代初期に地球の大気組成が劇的に変化した出来事です。それ以前の地球大気はほぼ無酸素状態でしたが、このイベントを境に遊離酸素(O₂)が大気中に蓄積し始めました。
主な原因は、シアノバクテリア(藍藻)による光合成活動の広がりです。シアノバクテリアは光合成の副産物として酸素を放出し続け、長い時間をかけて大気・海洋中の酸素濃度を高めました。当初、放出された酸素は海中の鉄イオンと結合して縞状鉄鉱層として沈殿しましたが、やがて酸素が大気中に漏れ出すようになりました。
GOEは地球生命史に多大な影響を与えました。主なポイントを挙げると以下の通りです。
- 嫌気性生物の大規模絶滅(酸素は当時の生物に有毒だった)
- 好気性呼吸を行う生物の台頭と繁栄
- オゾン層の形成による紫外線からの地表保護
- 「ヒューロニアン氷期」と呼ばれる全球凍結に近い寒冷化との関連
GOEは地球が現在の酸素豊富な環境へと移行した根本的な転換点であり、後の多細胞生物や複雑な生態系の発展を可能にした前提条件とも言えます。
使い方・例文
地球史の授業では、生命の進化と大気変化を語るうえでグレートオキシデーションイベントが必ず取り上げられます。
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