グリコーゲン合成酵素とは?
ぐりこーげんごうせいこうそ
グルコースをグリコーゲンとして貯蔵するために、鎖を延長する酵素です。
グリコーゲン合成酵素(グリコゲンシンターゼ)は、活性化されたグルコース供与体であるUDP-グルコースからグルコース残基を受け取り、既存のグリコーゲン鎖のα-1,4グリコシド結合を延長する酵素です。肝臓や筋肉において余剰のグルコースをグリコーゲンとして蓄積する際に中心的な役割を担います。
この酵素の活性はリン酸化(不活性型)と脱リン酸化(活性型)によって調節されます。インスリンはインスリンシグナル伝達を通じてグリコーゲン合成酵素キナーゼ3(GSK-3)を抑制し、酵素を活性状態に維持してグリコーゲン合成を促進します。一方、アドレナリンやグルカゴンはcAMPを介してプロテインキナーゼAを活性化し、酵素をリン酸化して不活性化します。
グリコーゲン合成酵素は単独でα-1,4結合しか形成できないため、グリコーゲンの枝分かれ構造はグリコーゲン分岐酵素が別途担当します。この2種の酵素が協調することで、コンパクトで大量のグルコースを溶解度高く蓄えられるグリコーゲン構造が完成します。
糖尿病においてはインスリン抵抗性によりこの酵素の活性が低下し、食後の血糖が効率よくグリコーゲンに変換されにくくなることが知られています。
使い方・例文
食後に血糖値が上昇すると、肝臓でグリコーゲン合成酵素が活性化され、余分なグルコースがグリコーゲンとして貯えられます。
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