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クロム透輝石とは?

くろむとうきせき

クロム輝石とは、透輝石(ダイオプサイド)の中でも微量のクロムを含むことで鮮やかな緑色を呈する宝石品質の変種です。

クロム輝石(Chrome Diopside)は、輝石グループに属する鉱物・透輝石(CaMgSi₂O₆)にクロム(Cr)が微量置換したもので、クロムの影響により濃く鮮やかな緑色を示します。エメラルドグリーンに近い色合いを持つものもあり、「シベリアエメラルド」「シベリアングリーン」などの商業名で呼ばれることもあります。

主要産地はロシアのシベリア(ヤクーチア地方)で、他にもパキスタン、インド、フィンランドなどでも産出されます。シベリア産は特に色の鮮やかさで知られており、宝石市場での評価が高いです。硬度はモース硬度で5.5〜6.5程度と比較的低めで、傷が付きやすい点は扱いに注意が必要です。

透輝石の主な特性として以下が挙げられます。

  • クロムによる深みのある緑色(濃すぎると黒みがかって見える場合もある)
  • ガラス光沢〜樹脂光沢
  • 劈開が2方向に発達
  • 透明〜半透明のものが宝石として使用される

エメラルドに比べ手頃な価格で入手できる緑色宝石として人気があり、ファセットカット(多面カット)やカボション加工を施してリングやペンダントなどに使われます。インクルージョン(内包物)が多い個体も多く、クリアなものほど希少価値が高まります。

使い方・例文

宝石店で手頃な価格の緑色の石を探すとき、エメラルドの代替品として「クロム透輝石」が提案されることがあります。

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