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クロダイ属とは?

くろだいぞく

クロダイ属とは、日本各地の沿岸に生息し釣りの対象魚として広く親しまれている黒みがかった体色のタイ科の魚のグループです。

クロダイ属(学名:Acanthopagrus)は、スズキタイ科分類される海水魚の属で、日本では「クロダイ」または「チヌ」の名で広く知られています。「チヌ」は大阪湾(茅渟の海)に由来する古い呼称で、関西や西日本で現在も親しまれています。

クロダイ属の特徴として、体色は灰黒色から銀灰色で、マダイに比べ黒みが強く、側面にうっすらと縦縞が見えることがあります。前方の歯は切歯状・臼歯状が混在し、貝類・甲殻類・多毛類・藻類など幅広い食物を食べる雑食性が強い魚です。この食性の広さが生息域の多様性を支えており、砂泥底・岩礁・河口域・汽水域まで幅広い環境に適応しています。

繁殖に関しては、若い個体が雄として成熟し、成長に伴って雌へ性転換する雄性先熟の雌雄同体(プロタンドリー)の性質を持ちます。春(3〜6月頃)に産卵期を迎え、沿岸浅所に集まります。

釣りの対象魚として非常に人気が高く、特に「チヌ釣り」は投げ釣り・フカセ釣り・ルアーフィッシングなど多彩な釣法で楽しまれています。食用としても刺身・塩焼き・煮付けなど多様な料理に利用され、旬は冬から春とされます。日本以外にも中国・台湾・朝鮮半島などの東アジア沿岸に広く分布しています。

使い方・例文

釣り雑誌やフィッシングサイトで「チヌ釣り攻略」として紹介されるほか、魚市場で「クロダイ(チヌ)」として販売される場面でよく登場します。河口や港での釣り体験記にも頻繁に登場する親しみやすい魚です。

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