クリノクロア(セラフィナイト)とは?
くりのくろあ
クリノクロア(セラフィナイト)とは、クロライト族の鉱物クリノクロアの宝石品質のものに付けられた商業名で、羽毛状の銀白色模様が入った深緑色が特徴です。
クリノクロア(Clinochlore)は、クロライト(緑泥石)グループに属するケイ酸塩鉱物で、化学式はおおよそ(Mg,Fe²⁺)₅Al(Si₃Al)O₁₀(OH)₈と表されます。このうち宝石品質のもの、特にシベリアのバイカル湖周辺から産出する深緑色で羽毛状の模様を持つ変種が「セラフィナイト(Seraphinite)」と呼ばれます。名称はキリスト教の天使「セラフィム(熾天使)」の翼に似た模様からきているといわれています。
セラフィナイトの最大の特徴は、深い緑色の地に銀白色〜白色の繊維状結晶が羽毛や羽根のように広がる模様です。この模様はクロライト内の繊維状クリノクロアがアンチゴライトなどとともに成長した結果生まれます。磨くとシルクのような光沢が出ます。
硬度はモース硬度で2〜3程度と非常に柔らかく、傷つきやすいため取り扱いには注意が必要です。カボション加工(丸みのある磨き石)が主流で、ペンダントやビーズとして使われます。
良質なセラフィナイトはロシアのシベリアが主産地ですが、近年産出量が減少しており希少性が高まっています。パワーストーン・天然石の分野でも人気が高い石のひとつです。
使い方・例文
天然石アクセサリーのショップで、深緑色に白い羽毛模様が入った石として「セラフィナイト(クリノクロア)」が並んでいることがあります。
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