クラドスポリウムとは?
くらどすぽりうむ
クラドスポリウムとは、空気中や植物上に広く生息するカビの一属で、アレルギーや喘息の原因として医学的にも重要な環境中の真菌です。
クラドスポリウム(Cladosporium)は、クロカワカビ科(Cladosporiaceae)に属する糸状菌(カビ)の一属です。世界中の大気・土壌・植物・食品・建材など、ほぼあらゆる環境に広く分布しており、空気中の真菌として最も一般的に検出される属のひとつです。
その胞子(分生子)は非常に軽量で大量に空中に浮遊しており、屋内外を問わず常時検出されます。胞子の色は緑色・オリーブ色・黒褐色などが多く、集落(コロニー)は暗緑色から黒色のビロード状になることが特徴です。
医学的には、クラドスポリウムの胞子はアレルギー性鼻炎・喘息・アトピー性皮膚炎などのアレルゲンとして知られています。湿度が高い時期(春・秋)には胞子の飛散量が増え、アレルギー症状が悪化しやすくなります。免疫機能が低下している人では、まれに皮膚・肺などへの感染(クラドスポリウム症)を引き起こすことがあります。
農業分野では、植物の葉や果実に黒い斑点を形成する「すす病」の原因菌としても知られており、トマト・ミニトマト・胡瓜などの作物に被害を与えることがあります。室内環境では浴室・壁・エアコン内部などに繁殖することがあり、定期的な清掃と換気による管理が推奨されます。
使い方・例文
室内のエアコンフィルターや浴室のタイル目地に生えた黒いカビの中にクラドスポリウムが含まれていることがあり、アレルギー体質の人は清掃時にマスクを着用することが推奨されます。
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