クマザサとは?
くまざさ
クマザサとは、日本の山地に自生するタケ科の常緑多年草で、冬に葉の縁が白く枯れる「隈(くま)」が名前の由来となっています。
クマザサ(隈笹、学名:Sasa veitchii)は、イネ科(タケ科)ササ属に属する常緑多年草です。北海道から九州にかけて日本各地の山地に広く自生し、特に寒冷地や高山帯の林床に群生します。
「クマザサ」という名前の由来については二説あります。一つは冬になると葉の縁が枯れて白く変色し、「隈取り(くまどり)」のような模様ができることから「隈笹」と呼ばれたという説。もう一つは大型で熊が好んで食べるという意味の「熊笹」という説です。前者が語源として一般的に知られています。
葉は大きく幅広で光沢があり、長さは15〜25センチメートル程度。地下茎で横方向に広がり、林床を覆う群落を形成します。花は数十年に一度しか咲かず、開花後は株が枯れる「一斉開花・一斉枯死」の性質があります。
クマザサは様々な用途で人間の生活に利用されています。
- 笹寿司や笹団子など食品の包み材・飾りに使用
- クマザサ茶やサプリメントとして健康食品に加工
- クロロフィル(葉緑素)を豊富に含む素材として注目
- 庭園の緑被植物や造園材料
生態的にはシカの餌となるほか、小動物の隠れ場としても重要な役割を果たします。
使い方・例文
駅弁の笹巻き寿司や笹団子を包む大きな葉として見かけることが多く、神社の参道脇に群生するクマザサは日本の景観に欠かせない植物の一つです。
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