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クサンティ遺跡とは?

くさんていせき

クサンティ遺跡とは、トルコ南西部リュキア地方にある古代都市クサントスの遺跡で、リュキア文明を代表する碑文や石棺群が残るユネスコ世界遺産です。

クサンティ(Xanthos)は、現在トルコ南西部ムーラ・アンタルヤ両県にまたがるリュキア地方に存在した古代都市の遺跡です。クサントス川(現在のエシェン川)の流域に位置し、リュキア(Lycia)連邦の首都・宗教的中心地として栄えました。紀元前8世紀頃から都市としての形成が始まり、ペルシャ・アレクサンドロス大王・ローマとさまざまな支配者のもとで長く存続しました。

クサンティはその歴史の中で2度の壮絶な「集団自決」の伝説で知られています。ペルシャ軍の侵攻時(紀元前6世紀頃)とブルートゥスの軍が攻めた際(紀元前42年頃)、市民が自らの命と街を焼いて抵抗したと古代史家たちは記録しています。

遺跡の主な見どころは以下の通りです。

  • ハルピュイア(鳥の女神)のモニュメント(複製は現地に、オリジナルは大英博物館に所蔵)
  • リュキア語と古代ギリシャ語・アラム語が刻まれた多言語石碑
  • 岩窟墓・石棺など独特のリュキア式墓制
  • ビザンティン時代の建築遺構

隣接するパタラ遺跡とともにユネスコ世界遺産「クサントスとレトゥーン」(1988年登録)を構成しており、リュキア語解読の重要な資料となった碑文群が国際的に高く評価されています。

使い方・例文

古代語研究や考古学の文献では「クサンティで発見されたリュキア語の碑文は、消滅した言語を解読する貴重な手がかりとなった」と紹介されることがあります。

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