キューイングとは?
きゅーいんぐ
キューイングとは、アンサンブル演奏において指揮者が奏者に入りのタイミングを合図で示す行為、またはパート譜に他の楽器の旋律を小さく参考記譜することです。
キューイング(cueing)とは、音楽の合奏場面で用いられる2つの意味を持つ言葉です。
第一の意味は、指揮者による合図動作です。長い休みの後に演奏を再開する奏者や、重要な入りのタイミングを迎える奏者に対して、指揮者が視線・うなずき・左手の動きなどで「今ここで入ってください」と明確に示す行為をキューイング(またはキューを出す)と言います。これにより、奏者は自信を持って演奏に入ることができます。
第二の意味は、楽譜上の参考記譜です。パート譜において、長い休符の間に他の楽器が演奏している旋律の一部を小さな音符(小音符)で書き添えることをキューと呼びます。奏者はこのキューを参照することで、自分の演奏再開タイミングを正確に把握できます。
どちらの用法も、複数の奏者が協調して演奏する上での「タイミングの目印」という共通の目的を持っています。特に大編成のオーケストラや吹奏楽では、長い休みの後に確実に入るためにキューイングが非常に重要です。指揮者のキューがわかりやすいかどうかは、演奏全体の精度と安心感に直結します。
使い方・例文
オーボエ奏者が20小節間の休みを経て演奏に入る直前に、指揮者が視線とうなずきでタイミングを示す行為がキューイングです。また、パート譜の休符部分にフルートの旋律が小さく書かれているのもキューの一例です。
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