キツネザル科とは?
きつねざるか
キツネザル科とは、マダガスカル島に固有に生息する原始的な霊長類のグループで、キツネに似た長い鼻と大きな目を持つのが特徴の動物の分類群です。
キツネザル科(学名:Lemuridae)は、霊長目キツネザル下目に属するグループのひとつで、マダガスカル島とその周辺の小島にのみ生息する原始的な霊長類(原猿類)です。「レムール(Lemur)」とも呼ばれ、ラテン語で「夜の亡霊」を意味する言葉が語源です。これは夜行性の種が多く、光る目が幽霊のように見えることに由来します。
キツネザルの仲間はマダガスカルが約1億6,000万年前にアフリカ大陸から分離して以来、独自の進化を遂げてきました。マダガスカルに天敵となる大型の肉食動物が少なかったこと、他の霊長類と競合しなかったことから、多様な環境に適応した多くの種が生まれました。現在マダガスカルに生息するキツネザルの仲間(キツネザル上科)は100種以上に上ります。
キツネザル科の特徴として以下が挙げられます。
- 体型:リスほどの小型から猫ほどの中型まで様々
- 社会性:多くの種が群れを形成し、メスが優位な社会を持つ
- 食性:果物・葉・花・昆虫などを食べる雑食性が多い
- 特殊行動:ワオキツネザルのように太陽に向かって腕を広げて日光浴をする行動で有名
しかし現在、生息地であるマダガスカルの森林は農地開発や森林伐採によって急激に減少しており、多くのキツネザルが絶滅危惧種に指定されています。保護活動や生態系の維持が国際的な課題となっています。
使い方・例文
「動物園のキツネザル科の展示コーナーでは、ワオキツネザルが特徴的な縞模様の尻尾を立てて歩いている姿が見られた」という場面で登場します。
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