キイロスズメバチとは?
きいろすずめばち
キイロスズメバチとは、日本に広く分布するスズメバチの一種で、人家周辺にも営巣し、刺傷被害をもたらすことで知られる社会性昆虫です。
キイロスズメバチ(学名:Vespa simillima)は、ハチ目スズメバチ科に属する昆虫で、日本全国に広く分布しています。体長は働き蜂で約2〜2.5センチメートル、女王蜂は3センチメートル程度。名前の通り黄色みが強い体色が特徴で、他のスズメバチより黄色・橙色部分が多く見えます。
スズメバチ科の中では攻撃性がやや高い種として知られており、特に巣の近くでの振動や強い臭いに反応して集団で刺すことがあります。日本での蜂刺傷による死亡事故では、しばしばキイロスズメバチが関与しているとされます。アナフィラキシーショックのリスクがあるため、巣を発見した場合は専門業者に駆除を依頼することが推奨されます。
営巣場所は多様で、以下のような場所に巣を作ります。
- 軒下・天井裏・戸袋など人家の構造物
- 低木の枝や茂み
- 地中・石垣の隙間
巣は紙状の素材(木の繊維と唾液を混ぜたもの)で作られ、秋には数百〜千匹以上のコロニーになることもあります。食性は肉食傾向が強く、他の昆虫や幼虫を狩って幼虫のタンパク源とします。一方、成虫は花蜜や樹液を好みます。冬になるとコロニーは消滅し、交尾した新女王蜂のみが越冬します。
使い方・例文
夏から秋にかけて軒下に大きな「ちょうちん型」の灰色の巣を発見したとき、その主がキイロスズメバチであることがよくあります。近づいたり巣を揺らしたりすると攻撃されるため、むやみに近寄らないことが大切です。
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