ガーゴイルとは?
がーごいる
ガーゴイルとは、ヨーロッパの中世建築、特にゴシック様式の教会や大聖堂に設置された雨水の排水口を兼ねた怪物・動物をかたどった石彫装飾のことです。
ガーゴイル(Gargoyle)は、中世ヨーロッパの教会建築において、屋根や外壁から突き出すように設置された彫刻のことです。語源はフランス語のgargouille(喉・水の流れる音)に由来し、元々は建物の屋根に降った雨水を壁から遠ざけて排水するための機能的な水口(みずぐち)でした。
ガーゴイルが最も多く見られるのは12〜15世紀のゴシック様式の大聖堂です。パリのノートルダム大聖堂のガーゴイル群は世界的に有名で、フランスやイギリスの大聖堂に数多く現存しています。造形は悪魔・怪物・ドラゴン・ライオン・人間と動物を合わせたキメラなど多様で、口の部分から雨水が流れ出る仕組みになっています。
ガーゴイルには単なる排水機能を超えた意味も込められていたと考えられています。
- 邪悪なものを追い払う魔除けとしての役割
- 文字の読めない民衆へ悪の存在を視覚的に伝える教育的役割
- 石工(マソン)の職人技と創造力の表現
なお、排水口の機能を持たない純粋な装飾彫刻は「グロテスク」と区別されることもありますが、一般的には両者をまとめてガーゴイルと呼ぶことも多いです。現代ではファンタジー作品やゲームに登場する翼を持つ石の怪物のイメージとしても広く定着しています。
使い方・例文
パリのノートルダム大聖堂の外壁から張り出したガーゴイルは、観光名所としても有名で、屋根から街を見下ろす怪物の彫刻として多くの写真に収められています。
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