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ガイア(天文衛星)とは?

がいあてんもんえいせい

ガイア(天文衛星)とは、欧州宇宙機関(ESA)が運用する宇宙望遠鏡で、天の川銀河の恒星を超高精度に観測し、三次元的な地図を作成するミッションです。

ガイア(Gaia)は、欧州宇宙機関(ESA)が2013年12月に打ち上げ天体観測衛星です。その目的は、天の川銀河ミルキーウェイ)に存在する膨大な数の恒星の位置・距離・固有運動・視線速度を極めて高い精度で測定し、銀河の立体構造と進化の歴史を解明することにあります。

ガイアが採用した観測方法は「アストロメトリー(位置天文学)」と呼ばれるもので、衛星の自転と歳差運動を利用して全天の天体を繰り返し観測します。到達精度は数十マイクロ秒角という驚異的なレベルで、これは地球から月面に立てた1円玉の直径を識別できるほどの精度に相当します。

ガイアミッションの主な成果と特徴は次の通りです。

  • 数十億個にのぼる天体のカタログを段階的に公開(データリリース1・2・3)
  • 恒星の距離測定精度の飛躍的向上による銀河構造の三次元マッピング
  • 太陽近傍の恒星の動きから銀河の合体・形成史を推定
  • 太陽系外惑星・小惑星・クェーサーなど多分野にわたる観測データの提供

ガイアが提供するデータは天文学のあらゆる分野に波及し、恒星進化の理解・銀河考古学・暗黒物質の分布推定など広範な研究に活用されています。2022年に公開された「DR3」データリリースでは19億天体以上のデータが含まれており、現代天文学における最大級のデータセットのひとつです。

使い方・例文

銀河の三次元地図や恒星の距離測定を紹介するニュースや天文雑誌では、ガイア衛星のデータが頻繁に引用され、宇宙の広がりや銀河形成の歴史を視覚的に示す資料として活用されます。

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