カルコパイライト(黄銅鉱)とは?
かるこぱいらいと
カルコパイライト(黄銅鉱)とは、銅・鉄・硫黄からなる硫化鉱物で、世界で最も重要な銅の鉱石鉱物の一つです。
カルコパイライト(黄銅鉱、Chalcopyrite)は、化学組成CuFeS₂で表される硫化鉱物です。名前はギリシャ語で「銅」を意味する「chalkos」と「火」を意味する「pyrite」に由来します。真鍮に似た黄金色の金属光沢を持ち、古来より金や黄鉄鉱(パイライト)と混同されてきた歴史があります。
結晶系は正方晶系で、硬度はモース硬度3.5〜4程度とやわらかく、条痕色は緑黒色です。表面が酸化すると虹色(イリデッセンス)を示すことがあり、「孔雀銅」とも呼ばれます。この虹色を示すものはコレクターに人気があります。
カルコパイライトは銅の主要な鉱石鉱物として、世界の銅生産の大部分を担っています。産出環境は熱水鉱脈や斑岩銅鉱床などで、チリ・アメリカ・カナダ・ペルー・中国などが主要産地です。
工業的には銅の精錬原料として不可欠であり、銅はエレクトロニクス・送電線・建材など現代産業の基盤を支えています。また観賞用標本や教育素材としても広く利用されています。
使い方・例文
地質学や資源工学の授業で「銅の主要鉱石」として解説されるほか、虹色の光沢を持つ標本が鉱物コレクターの間でよく取引される場面でカルコパイライトが登場します。
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