黄銅鉱とは?
おうどうこう
黄銅鉱とは、銅と鉄の硫化鉱物(CuFeS₂)で、世界で最も産出量が多い銅の主要原料鉱石のことです。
黄銅鉱(おうどうこう、英語:chalcopyrite)は、化学式CuFeS₂で表される銅・鉄・硫黄からなる硫化鉱物です。真鍮(黄銅)に似た黄金色の光沢を持つことから「黄銅鉱」と呼ばれ、世界の銅生産量の約70〜80%がこの鉱物を原料としています。
特徴と産状:黄銅鉱は正方晶系に属し、金属光沢のある黄色〜真鍮色を呈します。モース硬度は3.5〜4程度で、比重は約4.1〜4.3です。金と似た外観から「愚者の金(fool's gold)」と呼ばれる黄鉄鉱と混同されることがありますが、黄銅鉱はより暗い黄色を持ちます。熱水鉱床に伴う形で産出することが多く、斑岩銅鉱床・スカルン鉱床・塊状硫化物鉱床などに広く分布しています。
主な産出地:チリ・ペルー・中国・アメリカ・オーストラリアなどが主要産出国で、特に南米のアンデス地域は世界有数の銅鉱床地帯として知られています。
製錬工程:採掘された黄銅鉱は浮選処理で濃縮された後、焙焼・溶錬・転炉精製の工程を経て粗銅となり、最終的に電解精製で高純度の電気銅に仕上げられます。また、低品位鉱床では湿式製錬(溶媒抽出・電解採取法)が用いられることもあります。
使い方・例文
銅山の坑道で採掘される黄金色の鉱石が黄銅鉱で、これを選鉱・製錬することで電線や電子機器に使われる銅製品の原料となります。
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