粗銅とは?
そどう
粗銅とは、銅鉱石を製錬して得られる純度約98〜99%の中間製品で、さらに電解精製によって高純度の電気銅へと精製されます。
粗銅(そどう、英語:blister copper)は、銅の製錬工程において転炉精製後に得られる中間製品で、純度はおおむね98〜99%程度です。表面に気泡状の凸凹(ブリスター)が生じることから、英語では「blister copper(水ぶくれ銅)」と呼ばれます。
製造工程:銅の主要原料である黄銅鉱(CuFeS₂)などの硫化銅鉱石は、まず焙焼・溶錬されて銅品位40〜70%の「マット」となります。次に転炉に装入されて酸化精製が行われ、硫黄・鉄などが除去されることで粗銅が得られます。この段階での銅純度は高いように見えますが、工業利用に必要な電気伝導性を得るためには不十分です。
含まれる不純物:粗銅には金・銀・ニッケル・鉛・ビスマス・砒素などが残留しています。これらは次工程の電解精製で取り除かれますが、金・銀などの貴金属は電解スライムとして回収され、副産物として経済的価値を持ちます。
次工程と意義:粗銅はそのままでは電気伝導率が低いため、電解精製槽に陽極として吊るされ、純度99.99%以上の電気銅(電気銅陰極板)へと精製されます。粗銅は銅の一貫製錬プロセスにおける重要な中間段階として位置づけられています。
使い方・例文
銅鉱山から採掘した鉱石を製錬所で溶かして転炉処理すると粗銅が得られ、これを電解精製タンクの陽極に用いることで最終製品の電気銅が製造されます。
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