製錬とは?
せいれん
製錬とは、鉱石を高温で処理して目的の金属を取り出し精製するプロセスのことです。
製錬(せいれん)とは、金属を含む鉱石から不純物を取り除き、目的の金属を高純度で取り出す工程の総称です。「精錬」とも書かれることがありますが、製錬は鉱石から金属を取り出す工程全般を指し、さらに高純度化する精製・電解精錬などと区別されることもあります。
製錬の基本的な仕組みは、鉱石を高温で加熱して金属酸化物などを還元し、金属成分だけを取り出すことにあります。代表的な方法として次のものがあります。
- 溶鉱炉製錬:鉄鉱石にコークス・石灰石を加えて高温で還元し銑鉄を得る(製鉄の基本工程)
- 電解製錬:電気分解を利用して銅やアルミニウムなどを精製する方法
- 湿式製錬:酸などの溶液に溶かしてから金属を回収する方法
歴史的には、銅・青銅・鉄の製錬技術の発達が人類の文明に大きな影響を与えました。銅の製錬は数千年前にさかのぼり、その後の鉄の製錬技術の普及により農具・武器・建築資材が大量生産できるようになりました。
現代では鉄・銅・アルミニウム・亜鉛・鉛・金・銀など様々な金属が工業的に製錬されており、製造業・インフラ・電子機器産業の根幹を支えています。また廃棄物や廃電子機器からの都市鉱山的な製錬(リサイクル製錬)も重要性を増しています。
使い方・例文
鉄鋼メーカーの溶鉱炉で鉄鉱石から銑鉄を取り出す作業が製錬の典型例です。金属材料や資源工学の分野で必ず登場する用語です。
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