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カラー・フィールド・ペインティングとは?

からーふぃーるどぺいんてぃんぐ

ラー・フィールド・ペインティングとは、1950〜60年代アメリカで生まれた抽象絵画の一傾向で、大きな色面を使って感情や精神性を表現することを特徴とします。

ラー・フィールド・ペインティング(Color Field Painting)は、1950年代から1960年代にかけアメリカ中心展開した抽象絵画の一潮流です。アクション・ペインティング(抽象表現主義)と同時代に発展しましたが、身振りや筆触を強調するのではなく、広大な色面そのものの存在感によって鑑賞者に精神的・感覚的な体験をもたらすことを目指しました。

批評家クレメント・グリーンバーグがこの傾向を「ポスト・ペインタリー・アブストラクション」として紹介したことでも知られています。代表的な作家としては以下が挙げられます。

  • マーク・ロスコ:ぼんやりとした矩形の色面を重ねた作品で知られ、色そのものが持つ感情的な力を追求しました。
  • バーネット・ニューマン:「ジップ」と呼ばれる細い縦線で色面を分割する構成が特徴です。
  • ヘレン・フランケンサーラー:キャンバスに薄めた絵具を染み込ませる「ソーキング」技法を開発しました。
  • モリス・ルイス:フランケンサーラーの技法を発展させ、流動的な色帯を作り出しました。

カラー・フィールド・ペインティングは、具体的な形象や物語性を排除し、色と空間の関係のみで体験を生み出そうとする点で、ミニマリズムとも接点を持ちます。現代美術館の常設コレクションにもよく収蔵されており、現代美術の重要な潮流として位置づけられています。

使い方・例文

美術館で壁一面を覆うような大きなキャンバスに、グラデーションや色面だけが描かれた絵を目にしたとき、それがカラー・フィールド・ペインティングである場合があります。現代美術の授業や展覧会の解説でよく登場します。

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