カプセル内視鏡とは?
かぷせるないしきょう
カプセル内視鏡とは、小型カメラを内蔵した錠剤サイズのカプセルを飲み込んで消化管内部を撮影・観察する医療機器です。
カプセル内視鏡は、縦約26mm・径約11mmの小型カプセルにカメラ、光源、送信機を内蔵した医療機器で、患者が水で飲み込むだけで消化管を撮影できる。従来の内視鏡では挿入が困難だった小腸全域の観察を初めて可能にした画期的な技術である。
カプセルは消化管を自然に通過しながら1秒あたり2〜35コマの画像を撮影し、体外に装着したセンサーへ無線で画像データを送信する。検査後にカプセルは排泄物とともに自然に体外へ排出される。撮影された数万枚の画像は専用ソフトウェアで医師が確認・解析する。
主な適応としては以下が挙げられる。
- 原因不明の消化管出血の精査
- クローン病や小腸ポリープなど小腸疾患の診断
- 大腸の検査(大腸用カプセル内視鏡も登場)
- 内視鏡挿入が困難な患者への代替検査
腸閉塞や狭窄がある患者では使用できない場合があり、事前にパテンシーカプセルと呼ばれる溶解性カプセルで通過性を確認することが推奨される。近年は人工知能による自動病変検出の研究も進んでいる。
使い方・例文
「消化管出血の原因が胃や大腸の内視鏡で特定できなかった患者に、カプセル内視鏡を用いて小腸内の出血部位を確認した」といった場面で登場する。
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