カツラとは?
かつら
日本や東アジアに自生する落葉高木で、ハート形の葉と秋に漂う甘い香りで知られる樹木です。
カツラ(桂、学名:Cercidiphyllum japonicum)は、カツラ科カツラ属に属する落葉高木です。日本固有に近い植物で、北海道から九州の山地の沢沿いや湿った斜面に自生しています。東アジアでは中国にも近縁種が分布します。
カツラの最も大きな特徴の一つは、秋に落葉するときに甘いキャラメルや綿菓子のような香りを放つことです。この香りはマルトールという成分によるもので、林道を歩いているときに突然漂ってくることがあり、秋の風物詩として親しまれています。
カツラの主な特徴は以下の通りです。
- 葉はハート形(心臓形)で対生し、縁に丸い鋸歯がある
- 春に赤みを帯びた新芽が出て、夏は緑、秋は黄色や橙色に美しく紅葉する
- 雌雄異株で、風媒花として花粉を散布する
- 樹高は自生地では20〜30メートル以上に達することもある大木になる
材質は軽く加工しやすいため、古くから家具・建具・漆器の木地などに利用されてきました。また、樹形が美しいことから街路樹や公園樹としても広く植栽されています。日本の森林文化においてカツラは馴染み深い樹木の一つであり、自然観察の場でも人気の高い樹種です。
使い方・例文
秋の山歩きで突然甘い香りが漂ってきたら、近くにカツラの木があるサインです。公園の街路樹として植えられていることも多く、秋の紅葉も美しいです。
この用語をシェア
最終更新: