カッシーニ探査機とは?
かっしーにたんさき
カッシーニ探査機はNASAとESAが共同で開発した土星探査機で、土星とその環・衛星を約13年にわたって詳細に観測しました。
カッシーニ探査機(Cassini-Huygens)は、NASAとESA(欧州宇宙機関)、ASI(イタリア宇宙機関)が共同で開発・運用した土星探査機です。1997年10月に打ち上げられ、2004年7月に土星軌道に入り、2017年9月15日に土星大気に突入して運用を終えるまでの約20年間、宇宙と土星の探査を続けました。
探査機は「カッシーニ軌道船」と「ホイヘンス大気探査機」の2つで構成されています。ホイヘンスは2005年1月にタイタン(土星最大の衛星)の大気に突入し、その表面データを地球に送信することに成功しました。これはタイタン表面の直接探査として歴史的な成果でした。
カッシーニ探査機がもたらした主な発見は以下のとおりです。
- 土星の環の詳細な構造と組成の解明
- エンケラドゥス(土星の衛星)の南極から水蒸気・氷の噴出(間欠泉)の発見
- タイタンの大気・液体炭化水素の湖(メタンの湖)の発見
- 土星の極地方に存在する六角形の嵐構造の詳細観測
特にエンケラドゥスで液体の水と有機物が存在する可能性が示されたことは、太陽系での生命探索の観点から非常に重要な発見でした。ミッション終了時には土星の環と大気の汚染を避けるため、探査機を土星大気に意図的に突入させる「グランドフィナーレ」が実施されました。
使い方・例文
「カッシーニ探査機はエンケラドゥスから水蒸気の噴出を発見し、地球外の海の存在を示唆する成果を上げました」のように、太陽系探査や宇宙生物学の話題で登場します。
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