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オニヒトデとは?

おにひとで

オニヒトデとは、サンゴ主食とするヒトデの一種で、大発生時には広大なサンゴ礁を壊滅させる力を持つことから問題視されている棘皮動物です。

オニヒトデ(鬼海星、学名:Acanthaster planci)は棘皮動物門ヒトデ綱に属し、インド洋から太平洋熱帯・亜熱帯に分布する大型のヒトデです。体は直径30〜45センチメートルに達し、全身に毒棘(どくとげ)を持ちます。棘は皮膚に刺さると激痛や炎症を引き起こすため、素手での取り扱いは危険です。

オニヒトデはサンゴのポリプを主食とし、胃を体外に出してサンゴを消化する独特の摂食方法を用います。通常の個体密度であればサンゴ礁の生態系内で共存できますが、大発生(crown-of-thorns outbreak)が起きると1㎢あたり数百〜数千匹に達し、サンゴ礁を壊滅的な状態に追い込みます。

日本では沖縄・奄美・八重山諸島のサンゴ礁で繰り返し大発生が記録されており、サンゴ被度の劇的な低下をもたらしてきました。大発生の原因については以下のような説があります。

  • 富栄養化による植物プランクトン増殖で幼生の餌が増える
  • 天敵(ホラガイなど)の乱獲による個体数調整機能の喪失
  • 水温上昇など気候変動の影響

現在は潜水士による駆除(酢酸注射など)が行われていますが、根本的な解決策は確立されておらず、サンゴ礁保全の大きな課題となっています。

使い方・例文

沖縄のサンゴ礁でスキューバダイビングをすると、オニヒトデが白化したサンゴの上に集まっている光景を目にすることがあり、大発生の深刻さを実感できます。

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