オウギワシとは?
おうぎわし
オウギワシとは、中南米の熱帯雨林に生息する世界最大級の猛禽類で、強力な爪と扇状の冠羽が特徴の頂点捕食者です。
オウギワシ(扇鷲)は、タカ目タカ科に属する猛禽類で、学名はHarpia harpyjaです。「ハーピー・イーグル」とも呼ばれ、ギリシア神話の風の精ハルピュイアに由来する名を持ちます。
体長はオスで約90cm、メスで1mを超えることがあり、翼を広げると約200cmに達します。最大の特徴は、顔周囲を囲む扇形の灰色の冠羽と、強大な後ろ爪で、その長さはヒグマの爪に匹敵するとも言われます。
生息域はメキシコ南部からブラジルにかけての熱帯雨林で、森林の樹冠層を主な狩猟場とします。餌は樹上性の哺乳類が中心で、次のような動物を捕食します。
- ナマケモノ(主食のひとつ)
- サル類(ホエザル・クモザルなど)
- アルマジロ・大型トカゲ
- オポッサムなど中型哺乳類
熱帯雨林の生態系における頂点捕食者として、樹上性動物の個体数調整に重要な役割を果たしています。森林破壊や狩猟により個体数が減少しており、IUCNレッドリストでは脆弱(VU)に指定されています。パナマの国鳥でもあります。
使い方・例文
オウギワシは動物園や猛禽類保護施設でその巨大さと迫力を間近に確認できることがあり、中南米の熱帯雨林保全を訴える象徴にもなっています。
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