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エンスタタイトとは?

えんすたたいと

エンスタタイトとは、マグネシウムを主成分とするケイ酸塩鉱物(輝石グループ)で、地球のマントルや隕石にも含まれる重要な岩石構成鉱物です。

エンスタタイトは化学式 MgSiO₃ で表されるマグネシウムケイ酸塩で、輝石グループ(パイロキセン)の斜方輝石に分類されます。名称はギリシャ語で「抵抗する」を意味する言葉に由来し、強熱に耐える性質を指しています。

硬度は5〜6で、色は無色・白・灰・淡黄・淡緑などが多く、透明〜半透明のものが産出します。結晶は柱状や板状で、へき開が発達しています。鉄分が増えるにつれてフェロシライトへと連続固溶体を形成します。

地球の上部マントルを構成する主要な鉱物のひとつであり、玄武岩・安山岩・ペリドタイトなど多くの火成岩中に含まれます。また、コンドライト隕石中にも豊富に含まれることから、太陽系の原始的な固体物質の組成を知る手がかりとしても重要です。

  • 産地:南アフリカ・ミャンマー・ノルウェー・ブラジルなど
  • 宝石としては「エンスタタイトキャッツアイ」が特に有名
  • 隕石の分類においても「エンスタタイトコンドライト」という種別が設けられている

宝飾品では、シャトヤンシー(猫目効果)を示す標本がコレクターや宝石愛好家に珍重されます。地球科学・宇宙化学の両面で欠かせない鉱物です。

使い方・例文

ミネラルショーでは「キャッツアイ効果のある宝石」として紹介されることがあり、地球科学の授業では「マントルを構成する鉱物」の実例として登場します。

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