エンケラドゥスとは?
えんけらどぅす
エンケラドゥスとは土星の衛星のひとつで、表面が氷で覆われた小天体であり、地下に液体の海が存在する可能性があることで注目されています。
エンケラドゥス(Enceladus)は土星の第六衛星で、直径約500キロメートルと比較的小さな天体です。その表面はほぼ純白の氷で覆われており、太陽系内で最も反射率の高い天体のひとつとして知られています。
NASAの探査機カッシーニが2005年から2017年にかけて詳細な観測を行い、南極付近から水蒸気と氷の粒子が宇宙空間へ噴出するプルーム(間欠泉)を発見したことで一躍注目を集めました。このプルームには水だけでなく、有機化合物や水素も含まれており、地下に液体の海が存在することを強く示唆しています。
生命が存在するために必要とされる条件として、液体の水・エネルギー源・有機化合物の三つが挙げられますが、エンケラドゥスはこれらをすべて備えている可能性があります。地殻下の海底では熱水活動が起きていると考えられており、地球の深海熱水噴出孔に似た環境が形成されている可能性があります。
このため、エンケラドゥスは太陽系内で生命探索の最有力候補天体のひとつとして、現在も研究が活発に続けられています。将来的な専用探査ミッションの検討も進んでいます。
使い方・例文
天文・宇宙科学の文脈で「太陽系に生命がいるとしたらどこか」という議論の際、エンケラドゥスは木星の衛星エウロパとともに必ず候補として挙がります。宇宙生物学の授業や科学ニュースでよく取り上げられる天体です。
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