本文へスキップ

エルナ・ベルガーとは?

えるなべるがー

エルナ・ベルガーは、20世紀前半に活躍したドイツコロラトゥーラ・ソプラノで、その水晶のように澄んだ美声と軽やかな技巧でモーツァルトやバロック作品の解釈に高い評価を残しました。

エルナ・ベルガー(Erna Berger、1900〜1990年)は、ドイツドレスデン出身のソプラノ歌手で、20世紀前半から中頃にかけて活躍したコロラトゥーラ(装飾音の技巧を要する)ソプラノの代表的存在です。ドレスデン音楽院で声楽を学び、1925年にドレスデン国立歌劇場でデビューを飾りました。

ベルガーの最大の特徴は、透明感のある清澄な音色と、軽快かつ正確なコロラトゥーラ技巧の融合です。声は決して大きくはないものの、純粋で宝石のような輝きを持つと評され、「小さなナイチンゲール」とも称されました。

得意とした役柄や作品として以下が挙げられます。

  • モーツァルト「魔笛」の夜の女王(この役のレコーディングは後世の基準となった)
  • モーツァルト「後宮からの逃走」のコンスタンツェ
  • ヴェルディ「椿姫」のヴィオレッタ
  • ドイツ・リートの歌唱

ベルリン国立歌劇場やザルツブルク音楽祭にも多数出演し、フルトヴェングラー、カラヤンなど当代の著名な指揮者たちと共演しました。第二次世界大戦後も演奏活動を続け、1950年代まで現役として活躍しました。晩年はハンブルクで声楽教師として後進の指導に当たりました。

使い方・例文

モーツァルト「魔笛」の夜の女王アリアの歴史的名唱を紹介する際、エルナ・ベルガーの録音はSP盤時代の最高峰として必ず参照されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語