エクスポージャー療法とは?
えくすぽーじゃーりょうほう
エクスポージャー療法とは、恐怖や不安を引き起こす刺激に段階的・反復的に直面することで、過剰な不安反応を和らげていく行動療法の技法です。
エクスポージャー療法(曝露療法)とは、恐怖・嫌悪・不安を引き起こす対象・状況・記憶などに対して、安全な環境のもとで段階的かつ繰り返し接触(曝露)することにより、過度な不安反応を低減させる行動療法の代表的技法です。
基本的な仕組みは消去学習(恐怖条件づけの消去)です。恐怖を感じる刺激に直面しても「実際には危険なことが起きない」という体験を重ねることで、脳が新たな安全の記憶を学習します。また、不安に「慣れていく」馴化(じゅんか)のプロセスも重要です。
療法の形式には主に次のものがあります。
- 段階的エクスポージャー:不安が低い状況から高い状況へ徐々に近づく(最も一般的)
- フラッディング:最初から強い刺激に直面する集中的な方法
- 想像エクスポージャー:実際の状況の代わりに頭の中で場面を思い浮かべる
- VRエクスポージャー:仮想現実を用いた近年の応用手法
PTSD・パニック障害・社交不安障害・特定恐怖症・強迫症(OCD)など多くの不安関連障害に対して高い有効性が認められており、認知行動療法(CBT)の中核技法のひとつとして世界的に用いられています。
使い方・例文
高所恐怖症の人が、まず低い場所の写真を眺めることから始めて、徐々に実際のビルの展望台に立てるようになるまで段階的に練習する、という取り組みがエクスポージャー療法の典型例です。
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