ウミホタルとは?
うみほたる
ウミホタルとは、海水中に生息する小型の甲殻類で、刺激を受けると青白く発光することから「海のホタル」と呼ばれる生物です。
ウミホタル(海蛍)は、顎脚綱(がくきゃくこう)貝形虫亜綱に属する小型の甲殻類で、学名はVargula hilgendorfiiです。体長は数ミリメートルほどで、二枚貝のような殻(介殻)を持ちます。日本の沿岸域、特に潮間帯の砂浜や岩礁周辺に広く分布しています。
最大の特徴は生物発光です。刺激を与えると体内で発光物質(ルシフェリン)と酵素(ルシフェラーゼ)が反応し、青白い光を放ちます。夜の浜辺で砂をかき混ぜると点々と光る様子が幻想的で、「海の蛍」と称される由縁です。
生態上の主な特徴は以下のとおりです。
- 発光の目的:外敵への威嚇や、仲間への信号(特に繁殖期のオスの発光)として機能すると考えられている
- 食性:腐肉食性で、死んだ魚や有機物を食べる
- 第二次世界大戦との関係:乾燥させたウミホタルの発光粉末が日本軍の夜間作戦での微弱照明として使われたという記録がある
- 科学研究:発光メカニズムの研究が医療・バイオ技術分野に応用されている
近年は海の環境悪化で観察しにくくなった地域もありますが、漁港や砂浜での観察会が各地で開催されており、夏の夜の自然体験として親しまれています。
使い方・例文
夜の砂浜でバケツに海水を入れてかき混ぜると、ウミホタルが青白い光を放ち、まるで水中に小さな星が散らばったようだった。
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