ウェールズ語復興とは?
うぇーるずごふっこう
ウェールズ語復興とは、イギリスのウェールズ地方で衰退しつつあったウェールズ語を保護・普及させるために進められてきた社会的・政治的・教育的な取り組みの総称です。
ウェールズ語はケルト語派に属する言語で、イングランドによる支配が続く中で長年にわたり社会的地位の低下と話者数の減少が続いてきました。特に19〜20世紀にかけては英語一辺倒の教育政策が推し進められ、ウェールズ語は家庭内での使用に限られるようになりました。
こうした状況を受けて、20世紀後半からウェールズ語の復興運動が活発化しました。主な出来事・施策としては以下のものが挙げられます。
- 1967年のウェールズ語法制定により、行政でのウェールズ語使用が認められた
- 1982年にウェールズ語専門テレビ局S4Cが開局し、メディアでの普及が進んだ
- 1993年の新ウェールズ語法により、公的機関でのウェールズ語と英語の平等使用が義務付けられた
- ウェールズ語を教授言語とする学校(ウェールズ語中等学校)が設立・増加した
- 1999年のウェールズ自治議会(ウェールズ議会)設立により、地域政策として言語保護が強化された
現在ではウェールズ語は英語とともにウェールズの公用語とされており、道路標識・公共案内・行政文書はすべて二言語表記となっています。話者数は約90万人前後で推移しており、少数言語復興の国際的な成功例として注目されています。
使い方・例文
ウェールズを訪れると、道路標識や駅名が英語とウェールズ語の二言語で併記されており、ウェールズ語復興の成果を目で見て実感できます。
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