ウェールズ語とは?
うぇーるずご
ウェールズ語とは、イギリスのウェールズ地方で話されるケルト語派の言語で、英語と並ぶウェールズの公用語です。
ウェールズ語(Welsh、ウェールズ語ではCymraegと表記)は、イギリス・グレートブリテン島南西部のウェールズ地方で話されるケルト語派ブリソン語群に属する言語です。現在の話者数はウェールズ人口の約20〜30%にあたる数十万人規模とされており、英語との二言語併用(バイリンガリズム)が広く見られます。
ウェールズ語の歴史は古く、古代ブリトン人の言語に起源を持ち、ローマ支配期やアングロ・サクソン人の進出にも絶滅せずに伝承されてきました。中世には詩文学が栄え、マビノギオン(Celtic神話・伝説集)などの文学作品が生み出されました。
言語的特徴としては次の点が挙げられます。
- 語頭子音変異(mutation):前置詞や冠詞の影響で語頭の子音が変化する独特の規則
- VSO(動詞・主語・目的語)語順が基本
- 二重性数(単数・複数に加え、双数に近い形)
- 独自のアルファベット(ch・dd・ff・ng・ll・ph・rh・thなど二字母を含む)
20世紀後半以降は言語復興運動が盛んになり、1967年のウェールズ語法、1993年の制定法により英語と同等の公用語地位を獲得しました。現在は小学校でのウェールズ語教育が義務化されており、テレビ局S4Cなどメディアでも活用されています。
使い方・例文
ウェールズを旅すると、道路標識や公共施設の表示が英語とウェールズ語の二言語で書かれており、「Croeso i Gymru(ウェールズへようこそ)」のような表現で目にすることができます。
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