インバースキネマティクスとは?
いんばーすきねまてぃくす
インバースキネマティクスとは、関節を持つキャラクターや機械が目標位置に手足を届かせるために必要な各関節の角度を逆算する計算技術です。
インバースキネマティクス(Inverse Kinematics、略称IK)は、3DCGアニメーションやロボット工学で使われる計算手法で、「末端(手先や足先)をある位置に置くために、各関節をどう動かすべきか」を逆方向に解く技術です。
フォワードキネマティクスとの違いとして、関節の角度を決めて末端の位置を求める手法をフォワードキネマティクス(FK)と呼ぶのに対し、IKは目標となる末端位置から各関節角度を逆算します。3Dキャラクターの足が地面にぴったり着くようにする、ロボットアームが指定した点をつかむ、といった場面で特に威力を発揮します。
主な応用分野は以下のとおりです。
- 3DCGアニメーション・ゲーム:キャラクターの自然な歩行、手が物をつかむ動作、斜面での足の接地処理
- ロボット工学:産業用ロボットアームの軌道計画、手術支援ロボット
- モーションキャプチャ:センサーデータからキャラクターのポーズを推定
- バーチャルリアリティ(VR):コントローラーの位置に合わせた手のアバター追従
課題と意義として、IKは数学的に解が複数存在したり解が求まらない場合もあるため、反復計算法(ヤコビアン法、FABRIKアルゴリズム等)が用いられます。近年は機械学習との組み合わせで精度が向上し、リアルタイムのキャラクターアニメーションに欠かせない技術となっています。
使い方・例文
ゲームのキャラクターが階段を登るとき、段差の高さに応じて足が浮かないよう各関節角度を自動調整するのにインバースキネマティクスが使われています。
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