インシデントレポートとは?
いんしでんとれぽーと
医療や職場で発生したヒヤリハット・事故を記録・共有するための報告書のことです。
インシデントレポートとは、医療機関や企業・施設などで発生した事故、ミス、またはそれに至りかねなかった「ヒヤリハット」を記録・報告する文書のことです。医療分野では特に広く活用されており、患者安全の向上を目的として世界中の病院で導入されています。
インシデントレポートの主な目的は、個人の責任追及ではなく組織全体の改善にあります。何が起きたか、なぜ起きたか、どのような状況だったかを記録することで、同じミスや事故の再発を防ぐための分析材料として活用されます。報告された内容は院内や組織内で共有・集計され、システムや手順の見直しにつなげられます。
一般的なインシデントレポートには以下の項目が含まれます。
- 発生日時・場所
- 関係者(患者・スタッフ)の情報
- インシデントの内容・経過
- 直後に取った対応
- 今後の改善策や提言
医療以外にも、航空・建設・介護・製造など安全管理が重視されるあらゆる分野で活用されています。組織の安全文化を育てるうえで欠かせないツールであり、報告しやすい環境づくりが定着率を左右する重要な要素とされています。
使い方・例文
看護師が投薬量を誤りそうになったが未然に防いだ場合、その「ヒヤリハット」をインシデントレポートに記録し、翌日のカンファレンスで共有して手順の見直しにつなげます。
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