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インカ帝国とは?

いんかていこく

インカ帝国とは、15世紀から16世紀にかけて南米アンデス地域に栄えた先住民国家で、スペイン征服以前の南北アメリカ最大の帝国です。

インカ帝国(Inca Empire)は、15世紀初頭にペルーのクスコを中心として興り、最盛期には現在エクアドル・ペルーボリビアチリ・アルゼンチン北部にまたがる広大な領域を支配した先住民国家です。自称はタワンティン・スウユ(四つの地方の国)といい、「インカ」はもともと最高指導者(皇帝)を指す称号でした。

インカ帝国の最大領土はおよそ200万平方キロメートルに及び、人口は数百万〜1000万人以上と推定されています。独自の政治・経済・社会システムを発展させ、主な特徴には次のものがあります。

  • 道路網と情報伝達:アンデス山脈を縦断する全長数万キロに及ぶ「インカ道」を整備し、飛脚制度(チャスキ)で情報・物資を迅速に運んだ
  • キープ(結縄):文字を持たない代わりに、縄の結び目で数量・情報を記録する独自のシステムを用いた
  • 食糧管理と再分配:段々畑(テラス農業)でジャガイモ・トウモロコシなどを大規模栽培し、国家が食糧を管理・再分配した
  • 太陽神信仰:皇帝(サパ・インカ)は太陽神インティの化身と崇められた

1532年、スペインのフランシスコ・ピサロ率いる遠征軍との戦いで皇帝アタワルパが捕らえられ、帝国は急速に崩壊しました。しかし、マチュ・ピチュをはじめとする遺跡・文化は今も世界遺産として人類の遺産を伝えています。

使い方・例文

「インカ帝国の遺跡マチュ・ピチュを訪れる」「インカ帝国は文字を持たなかったが高度な文明を築いた」という形でよく使われます。

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