イトカワとは?
いとかわ
イトカワとは、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が2005年に着陸してサンプルを採取した、地球近傍の小惑星です。
イトカワ(Itokawa、正式名称25143 Itokawa)は、地球近傍小惑星群に属するS型小惑星です。日本のロケット工学の先駆者・糸川英夫にちなんで命名されました。形状はラッコのような細長いくびれを持つ不規則形で、長軸が約500メートルと非常に小さな天体です。
イトカワが世界的に注目されたのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)が2005年に到達し、史上初めて小惑星表面からサンプルを採取することに成功したためです。はやぶさはイトカワの表面に二度着陸(タッチダウン)し、微細な岩石粒子を採集したカプセルを2010年6月に地球へ帰還させました。
イトカワの科学的特徴として以下が明らかになっています。
- 内部に空洞が多く、密度が低い「ラブルパイル(瓦礫の山)」構造を持つ
- 表面は細かい砂礫(レゴリス)で覆われている
- 含水鉱物は少なく、加熱された歴史を持つ可能性がある
- 採取粒子の分析から太陽系初期の情報が得られた
イトカワの探査は、日本の宇宙開発の技術力を世界に示すとともに、小惑星の形成・進化に関する理解を大きく前進させた画期的なミッションとして評価されています。
使い方・例文
「はやぶさ」が持ち帰ったイトカワの砂粒は、研究機関で分析され太陽系の起源に関する論文が多数発表されました。宇宙・天文の話題でたびたび登場する小惑星名です。
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