イグニンブライトとは?
いぐにんぶらいと
イグニンブライトとは、火砕流が堆積・溶結してできた火山岩の一種で、溶結凝灰岩とも呼ばれます。
イグニンブライト(ignimbrite)は、火山の大規模噴火に伴う火砕流が堆積し、高温のまま圧縮・溶結することで形成される火成岩の一種です。「溶結凝灰岩」とも呼ばれます。
火砕流は、高温のガスと火山灰・軽石・岩片が混合した流れで、時速数百キロメートルに達することもあります。この流れが地表に堆積すると、内部の熱により粒子どうしが溶着・圧縮され、岩石として固結します。この過程を溶結といい、溶結の度合いが強いほど硬く緻密な岩石になります。
イグニンブライトの特徴として、以下が挙げられます。
- 軽石や火山ガラスの破片(シャード)を多く含む
- 強く溶結した部分はフィアメと呼ばれる扁平な構造を示す
- 数十キロメートル以上の広い範囲に分布することがある
- 大規模なカルデラ噴火に伴って形成されることが多い
日本でも九州の阿蘇や鹿児島などで見られ、地形や地質を理解するうえで重要な岩石です。建材や砥石などに利用されてきた地域もあります。
使い方・例文
「この台地の地層を調べると、数万年前の大噴火によるイグニンブライトが厚く堆積していることがわかった」といった地質調査の文脈で使われます。
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