イカロスとは?
いかろす
イカロスとは、ギリシャ神話に登場する人物で、父ダイダロスが作った蝋の翼で空を飛び、太陽に近づきすぎて墜落した悲劇の象徴です。
イカロス(Ikaros/Icarus)は、ギリシャ神話に登場する人物で、名工ダイダロスの息子です。クレタ島の迷宮(ラビュリントス)に幽閉されたダイダロスは、鳥の羽根を蜜蝋で固めて翼を作り、息子イカロスとともに空中脱出を図りました。
ダイダロスはイカロスに対し「海面に近づきすぎると水蒸気で翼が重くなる、太陽に近づきすぎると蝋が溶ける、中間の高さを飛ぶように」と厳しく忠告しました。しかし飛翔の喜びに浮かれたイカロスは高く高く舞い上がり、太陽の熱によって蝋が溶けて翼がバラバラになり、エーゲ海へと墜落して命を落としました。その海域はイカロスの海(イカリア海)と呼ばれるようになったとされます。
イカロスの神話は西洋文化で繰り返し参照される象徴的な物語であり、次のような教訓・意味を持ちます。
- 慢心と過信への警告:能力や限界を超えた行いの危険性
- 若者の無謀さと情熱:理性より感情・本能を優先したことへの戒め
- 人間の野心と限界:神の領域に踏み込もうとする人間の悲劇
ルネサンス以降、絵画・詩・文学・音楽など無数の芸術作品でテーマとして取り上げられ、現代でも「高すぎる夢を追いかけること」の比喩として広く使われています。
使い方・例文
新しいビジネスに浮かれて警告を無視して失敗した人を「まるでイカロスのようだ」と評したり、野心と転落の物語を語る際にこの神話が引用されたりします。
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