イカリチェーンとは?
いかりちぇーん
イカリチェーンとは、船の錨(いかり)を海底に固定するために使う金属製の鎖のことです。
イカリチェーン(錨鎖)は、船の錨(アンカー)と船体を結ぶ鉄製または鋼製の鎖で、船を安全に停泊させるために欠かせない艤装品です。単に「錨鎖(びょうさ)」とも呼ばれます。
通常のロープとは異なり、鎖を使う理由は複数あります。まず、重量がある鎖は海底付近でカーブを描き、錨を水平方向に引く力を生み出して保持力を高めます。また、鎖自体が潮流や波浪による衝撃を吸収するクッション代わりになります。さらに岩礁や砂礫に擦れても傷みにくい耐摩耗性も備えています。
チェーンのリンク(輪)は強度規格によって形状が決まっており、スタッドリンク(中棒入り)とスタッドレスリンクの2種類が一般的です。
- スタッドリンク:中心に棒が入っており、絡み防止と強度向上に優れる
- スタッドレスリンク:構造がシンプルで重量が軽く、小型船や係留索に使用
チェーンの長さは水深の3〜7倍が適切とされ、適切な長さを繰り出すことで錨の保持力が最大化されます。チェーンは船首部分のホーサーパイプから繰り出し、チェーンロッカーに収納されます。
使い方・例文
大型客船や貨物船が港や沖合に停泊する際、錨とともに海底に伸びている太くて重い金属の鎖がイカリチェーンです。
この用語をシェア
最終更新: