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アーチ式ダムとは?

あーちしきだむ

アーチ式ダムとは、上流側に弧を描くアーチ形状によって水圧を両岸の岩盤に分散させる構造のダムです。

アーチ式ダム(アーチしきダム)は、ダム本体を平面的に見ると上流側に向かって弓なりに湾曲した弧(アーチ)を描く形状のダムです。この形状によって、貯水池水圧をダム自体で受け止めるのではなく、両岸の岩盤に分散して伝える仕組みになっています。

アーチ式ダムの最大特徴は、アーチ構造の力学的優位性を活かすことで、重力式ダムに比べてダム本体に使うコンクリートの量を大幅に削減できる点です。その分、建設地には堅固な岩盤が左右両岸に必要とされるため、険しいV字型の渓谷に建設されることが多いです。

アーチ式ダムの主な特徴をまとめると以下のとおりです。

  • コンクリート使用量が少なく経済的
  • 堅固な両岸岩盤が必須条件
  • 細い峡谷・V字谷に適した構造
  • 薄くても高い強度を発揮できる

日本の代表例としては、黒部ダム(富山県)が広く知られており、観光地としても人気があります。世界的にもスイスのグランド・ディクサンスダムなど、険峻な山岳地帯に多く見られます。発電・治水・利水など多目的に活用されるダム形式のひとつです。

使い方・例文

黒部ダムを紹介する際に「アーチ式ダムの代表例」として登場するほか、土木工学の授業やダム見学のガイドで構造の説明として使われます。

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