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アラル海とは?

あらるかい

アラル海とは、中央アジアに位置した巨大な塩水湖で、20世紀後半の灌漑政策により急激に干上がった環境破壊の象徴として知られます。

アラル海(Aral Sea)とは、中央アジアカザフスタンウズベキスタンにまたがる内陸の塩水湖です。かつては世界第4位の面積を誇る湖でしたが、20世紀後半以降に急速に縮小し、現在はその大部分が砂漠と化しています。

縮小の主な原因は、旧ソビエト連邦時代に実施された大規模な灌漑事業です。アラル海に注ぐ二大河川であるアムダリア川とシルダリア川の水を、中央アジアの綿花畑などへの農業用水として大量に引き込んだため、湖への流入量が激減しました。1960年代頃から水位の低下が始まり、21世紀初頭には湖面積がピーク時の10分の1以下にまで縮小したとされています。

その結果として生じた環境・社会問題は深刻です。

  • 湖底が露出して塩分・農薬を含む砂嵐が発生し、住民の健康被害をもたらした
  • 漁業が壊滅し、かつて港町だった地域が砂漠の中に取り残された
  • 地域の気候が乾燥化し、農業生産にも悪影響が及んだ

アラル海の消滅は、人間の大規模な自然改変がもたらす環境破壊の代表例として世界的に語られています。カザフスタン側の北アラル海では堤防建設により一部の水位回復が見られ、漁業が復活しつつある地域もあります。

基本データ

面積 68,000 km²

出典:Wikidata

使い方・例文

環境問題の授業でアラル海の衛星写真を見ると、数十年間でいかに湖が縮小したかが一目でわかります。

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