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アメリカドクトカゲとは?

あめりかどくとかげ

アメリカドクトカゲとは、北アメリカ南西部からメキシコに生息する世界で最も有名な毒トカゲの一種で、ずんぐりとした体と独特の毒腺を持つ爬虫類です。

アメリカドクトカゲ(学名:Heloderma suspectum)は、有鱗目アメリカドクトカゲ科(ドクトカゲ科)に属す爬虫類です。全長は40〜60センチメートル程度で、体は頑丈でずんぐりとしており、黒・黄・橙の鮮やかな模様(ビーズ状の鱗)が全身を覆います。英名は「ヒラモンスター(Gila monster)」で、生息地のヒラ川(Gila River)にちなんでいます。

アリゾナ州・ニューメキシコ州・ユタ州・ネバダ州・メキシコ北部の乾燥した砂漠・低木地帯に生息します。動きは鈍いですが、大きな顎と溝のある歯から毒液を流し込む方式で毒を注入します(ヘビとは異なり、歯の溝に沿って毒が流れる「側溝型」)。

毒の成分にはヘロデルマトキシンなど複数の物質が含まれ、激しい痛み・腫れ・低血圧を引き起こしますが、健康な成人を死に至らしめることは稀です。一方でその毒の成分から、2型糖尿病治療薬「エキセナチド(Byetta)」が開発されており、医学的にも重要な動物として注目されています。

食性は鳥の卵・小型哺乳類・は虫類などで、脂肪を尾に蓄える習性があります。アメリカでは州法で保護されており、ペット取引は規制されています。

使い方・例文

アメリカドクトカゲの唾液成分を研究した結果、インスリン分泌を促進する物質が発見され、現在では糖尿病治療薬の開発につながっています。砂漠の毒トカゲが医薬品の源になった珍しい例です。

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