アホロートルとは?
あほろーとる
アホロートルとは、メキシコのソチミルコ湖にのみ自然分布するサンショウウオの一種で、幼形成熟(ネオテニー)で知られる希少な両生類です。
アホロートル(学名:Ambystoma mexicanum)は、有尾目トラフサンショウウオ科に属する両生類です。メキシコのメキシコシティ近郊にあったソチミルコ湖(現在は運河網が残るのみ)を原産地とする固有種で、野生個体数は極めて少なく、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧種に指定されています。
アホロートルの最大の生物学的特徴は幼形成熟(ネオテニー)です。通常の両生類は変態を経て幼生の特徴を失いますが、アホロートルは外鰓(えら)を持ったまま性成熟し、水中生活を続けます。甲状腺ホルモンを投与すると変態させることも可能ですが、自然状態では幼生の姿のまま成体になります。
注目される生物学的特性はさらに多くあります。
- 高い再生能力:手足・心臓・脊髄・眼の一部まで再生できる能力を持ち、再生医療研究のモデル生物として注目されている
- ゲノムの大きさ:ヒトの約10倍にあたる巨大なゲノムを持つ
- 外鰓の存在:頭の両側に羽のように広がる外鰓が特徴的な外見を作り出している
ペット用としては白色や黄色のアルビノ個体が広く流通しており、「ウーパールーパー」という商品名で日本でも知られています。野生個体の保護と研究機関での繁殖プログラムが進められています。
使い方・例文
再生医療の研究論文でモデル生物として登場したり、観賞用水槽でウーパールーパーとして飼育されたりする場面で「アホロートル」という名前が出てきます。
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