カジカガエルとは?
かじかがえる
カジカガエルとは、日本固有のカエルの一種で、清流のそばで「フィフィフィ」と美しい声で鳴くことから「河鹿」の名がついています。
カジカガエル(河鹿蛙、学名:Buergeria buergeri)は、アオガエル科カジカガエル属に分類される日本固有種の両生類です。本州・四国・九州の清流域(河川上流〜中流部)に分布し、きれいな水質を好むことから水質の指標生物としても知られています。
最大の特徴は美しい鳴き声です。オスは繁殖期(春〜夏)に「フィフィフィフィ」あるいは「ヒョロロロ」と表現される澄んだ笛のような声で鳴き、この声が雅楽の笙(しょう)や鹿(カジカ)の鳴き声に似ているとして古くから愛でられてきました。カジカガエルの鳴き声は日本の音風景として選定されるなど、文化的にも価値があります。
生態的な特徴は次のとおりです。
- 体長はオスで約4〜5cm、メスで約6〜7cmと雌雄差がある
- 体色は灰褐色や茶褐色で、川の岩肌によく溶け込む保護色をしている
- 指の吸盤が発達しており、流れの速い岩に張りついて生活する
- 卵は岩のくぼみや石の裏に産みつけられる
近年は河川改修・水質汚染・開発による生息地の減少が問題となっており、地域によっては数が減少しています。清流環境の保全がカジカガエルの保護に直結しています。
使い方・例文
夏の渓流沿いをハイキングしていると、岩場から「フィフィフィ」という澄んだ笛のような音が聞こえてくることがあり、それがカジカガエルのオスの鳴き声です。
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