アブゴシュトとは?
あぶごしゅと
アブゴシュトとは、イランの伝統的な煮込み料理で、羊肉とヒヨコ豆などを長時間煮て汁と具材を分けて食べる独特のスープです。
アブゴシュト(Abgoosht)は、ペルシャ語で「肉の水(スープ)」を意味するイランの伝統料理で、ディジ(Dizi)とも呼ばれます。数百年の歴史を持つとされ、イランの家庭料理・大衆食堂料理として広く親しまれています。
作り方は羊肉または子羊肉・ヒヨコ豆・白インゲン豆・玉ねぎ・トマト・ジャガイモ・ターメリック・サフランなどをまとめて深鍋やストーンポットに入れ、数時間かけてじっくり煮込みます。調理後は汁と具材を別々の器に取り分け、まず汁をスープとして飲み、その後に残った具材をマッシャー(ゴシュトコブ)でつぶしてペースト状にし、薄いパン(サンギャク等)と一緒に食べます。
この「汁と具を分けて2度楽しむ」という食べ方がアブゴシュト最大の特徴です。具材を豪快につぶす作業自体が食事の醍醐味のひとつとなっており、食卓での会話を生む場面でもあります。
栄養面では豆類・肉・野菜が揃い、タンパク質・食物繊維・ビタミンをバランスよく摂れます。イランでは安価で提供できることから労働者層にも親しまれ、伝統的な食堂「ディジサラー」ではアブゴシュト専門のメニューが提供されています。
使い方・例文
イランの食堂でアブゴシュトを注文すると、石製の小鍋ごとテーブルに置かれ、まずスープを別椀に移して飲み、次に残った具材をペースト状につぶしてパンにのせて食べる、という手順を店員が教えてくれることが多いです。
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