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アクチンとは?

あくちん

アクチンとは、細胞の骨格を形成するタンパク質のひとつで、筋肉の収縮や細胞の運動に不可欠な役割を担います。

アクチン(actin)は、真核生物の細胞に広く存在する球状タンパク質で、細胞骨格の主要な構成要素のひとつです。単量体のG-アクチン(球状アクチン)が重合してフィラメント状のF-アクチン(線維状アクチン)を形成し、細胞内のさまざまな構造と機能を支えます。

アクチンの主な役割は次のとおりです。

  • 筋収縮:骨格筋・心筋・平滑筋において、ミオシンと相互作用してスライディングフィラメント機構による収縮を引き起こす
  • 細胞運動:アメーバ運動や細胞の移動において、アクチンフィラメントの重合・脱重合が推進力を生む
  • 細胞形態の維持:細胞皮質(コルテックス)を形成し、細胞の形を保つ
  • 細胞分裂:分裂溝の形成に関与し、細胞質分裂を助ける

アクチンは進化的に高度に保存されており、酵母からヒトまでアミノ酸配列が非常によく似ています。細胞内ではコフィリンやプロフィリンなど多数の結合タンパク質によってその動態が精密に制御されています。

医学・薬学の分野では、アクチン調節の異常がガンの転移や筋疾患と関連することが知られており、治療標的としての研究が進められています。

使い方・例文

筋肉を動かすとき、アクチンフィラメントとミオシン繊維が互いに滑り込む「スライディングフィラメント機構」が働き、これがすべての随意運動の基礎となっています。

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