アイオライトとは?
あいおらいと
アイオライトとは、菫青石(きんせいせき)とも呼ばれる鉱物で、観察角度によって色が変わる多色性を特徴とする準宝石です。
アイオライト(Iolite)は、マグネシウム・鉄・アルミニウムを主成分とするケイ酸塩鉱物「菫青石(コーダイアライト、Cordierite)」の宝石品質のものをさします。名前はギリシャ語で「すみれ色の石」を意味する言葉に由来します。
アイオライト最大の特徴は多色性(プレオクロイズム)です。結晶の方向によって青紫・黄灰色・淡い灰色という三つの異なる色が現れます。この性質から、かつてヴァイキングが航海中に太陽の位置を確認する「偏光フィルター」として薄く削ったアイオライトを利用したという説があり、「ヴァイキングのコンパス」とも呼ばれます。
産地はインド・スリランカ・ブラジル・マダガスカルなどで、比較的入手しやすい宝石に分類されます。硬度はモース硬度7〜7.5で実用的な硬さを持ちますが、劈開(へきかい)があるため加工時に注意が必要です。
色調はサファイアに似た青紫が多く、比較的低価格で入手できることから、サファイアの代替石として扱われることもあります。9月の誕生石に含める場合もあり、ジュエリーや彫刻品に用いられます。
使い方・例文
「アイオライトのルースを回転させると、青紫から灰色へと色が変わるのが観察できる」というように、多色性を実演する場面でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: