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ひ臓とは?

ひぞう

ひ臓(脾臓)とは、腹部左上に位置するリンパ系器官であり、血液ろ過・老化した赤血球の処理・免疫応答に重要な役割を果たしています。

ひ臓(脾臓・ひぞう)とは、胃の左側・横隔膜の下に位置するこぶし大のリンパ系器官です。英語では「spleen(スプリーン)」といいます。成人の脾臓はおよそ100〜150グラムほどの重さで、海綿状の柔らかい組織でできています。

脾臓は複数の重要な機能を担っています。主な働きとして、老化・損傷した赤血球を認識して分解・処理する「血液ろ過」の役割があります。分解されたヘモグロビンの成分はビリルビンとして肝臓へ送られ再利用されます。また、血液中の細菌や異物を処理するマクロファージが多数存在し、免疫応答の最前線となっています。

脾臓の主な機能と関連事項を整理すると以下のとおりです。

  • 赤血球の品質管理:柔軟性を失った老化赤血球を取り除く「赤血球の墓場」とも呼ばれる
  • リンパ球の産生・活性化:Bリンパ球・Tリンパ球が増殖し抗体産生を行う免疫拠点
  • 血液の貯蔵:緊急時に収縮して血液を循環系に供給する貯血機能がある
  • 胎児期の造血:骨髄が発達する前の時期には造血を担う場でもある

脾臓は外傷で破裂しやすい臓器としても知られています。摘出しても生命は維持できますが、感染症への抵抗力が低下するため注意が必要です。

使い方・例文

交通事故の腹部打撲で脾臓が破裂して緊急手術になった、あるいは内科検診で「脾腫(脾臓の腫れ)があります」と告げられた場合のように、医療の文脈でよく使われます。

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